冬の入口で考える、十勝の「特別」な暮らし

たまに地元のラジオ番組で話す機会をいただくのですが、その時のお話を原稿にしてみることにしました。今回は冬が迫る十勝の暮らしについてお話ししました。


「根雪」って何のこと?

まず、ちょっと驚いた話をシェアさせてください。「根雪」って言葉、ご存じですか?北海道では割と普通に使われているんですが、この前、十勝で育った知人に「根雪って何?」って聞かれてびっくり!さらに、十勝やオホーツク出身の若者たち何人かに聞いてみたら「え、それなに?」とポカン顔。どうやらこの言葉、道東では馴染のない人も結構いるという発見がありました。

「根雪」とは、地面がずっと雪で覆われた状態のことを言います。札幌に住んでいた頃は、12月にはもう当たり前に根雪になっていて、日常会話でも「根雪になりそうだね」なんて話していました。でも、十勝では雪が少ないので、そもそも「地面が雪で埋まる」という状況があまりないんですね。それが原因で、この言葉がピンとこないのかなって思いました。


十勝の冬は「晴れ」が特別

十勝に暮らしていると、冬の晴れ間が本当に気持ちいいんですよ。「十勝晴れ」って言葉、聞いたことありますか?冬でも青空が広がる日が多くて、気分がすごく明るくなります。札幌では雪が多く、冬になると毎日のように雪かきをしないといけません。でも、十勝ではそんな苦労が少ないんです。雪かきする頻度は、年に数回くらい。これ、札幌に住んでいた時の自分に教えてあげたいです(笑)。

そんなわけで、私が十勝に来たときは「え、これなら冬も全然いけるじゃん!」と感動しました。寒いけど、それ以上に快適なんですよね。


厳寒だからこそ見られる美しさ

十勝の冬には、寒いからこそ楽しめる自然の芸術もあります。気温がマイナス15度以下になると、木々に霧氷が咲いて、一面が真っ白な銀世界に。これが本当にきれいなんです。さらに「フロストフラワー」という現象も見どころの一つ。これは氷の上に花が咲いたような模様ができるもので、十勝川温泉や阿寒湖などで見られることが多いんです。

今年は、地元・芽室でフロストフラワーが見られるスポットを探してみたいと思っています。もし「ここで見られるよ!」という情報があれば、ぜひ教えてください。一緒に寒い朝を楽しむアクティビティを企画してみたいなと思っています。


冬を楽しむコツ

冬って寒くて大変…というイメージが強いですよね。でも、ちょっと視点を変えてみると、意外と楽しいことがたくさんあります。十勝の冬は、晴れた空と雪景色が作る特別な季節。これを楽しむ気持ちがあれば、十勝での暮らしはもっともっと豊かになると私は思っています。

「冬っていいよね」って心から言える地域にしていきたい。そのためにも、このラジオや記事を通じて、少しでも十勝の冬の魅力を伝えられたら嬉しいです。


いよいよ冬本番!寒さに負けず、みんなで十勝の冬を思い切り楽しみましょう。

shigenoza.com


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