帯広の農業インターン「アグリダイブ」。多くの人に知ってほしい取組

新たな価値観と出会う。
 
些細な体験やふとした一言がきっかけで、「考え方が変わる」「視野が広がる」という経験は皆さんもあると思います。
 
この帯広で多くの学生が、新たな気づきや、もしかすると一人の価値観を変えてしまうような「奇跡の瞬間」と出会っているのを、皆さんはご存知でしょうか。
 
そんな貴重な機会を作り出している「アグリダイブ」という農業インターンについて2回に分けて簡単に紹介していきたいと思います。

現在、2019年春のインターン募集中
詳細は一番下もしくはこちら

1.農業インターン

2018年11月1日~8日の1週間、帯広市大正で農業インターンが開催され、首都圏の大学生を中心に13名が参加しました。

このインターンでは朝から夕方までは帯広の農家さんに出向き農業の収穫体験を行います。

11月の帯広は長芋収穫の最盛期

そして、夜は生産者や十勝の農業系企業の社長等に来てもらい、講義をしてもらうという流れで進んでいきます。

講義終了後に全員で

夜の講義の内容は、十勝で農業に関わる自分からすると、超贅沢!

参加企業一覧
・前田農産食品
・エルパソ牧場
・なまら十勝野
・ファームノート
・山本忠信商店
・ノベルズ
・満寿屋商店 

十勝の中でも尖った、僕自身もめちゃくちゃ話が聞きたい企業ばかりが並んでいます。    

インターンに来る学生

インターンに参加する学生は必ずしも「農作業を経験したい」という理由で来ているわけではありません。

・農業に関わる企業の話を聞いてみたい
・北海道に来てみたかった
・北海道農業を経験してみたい

など様々ですが「沢山の人と関わって自分を磨きたい学生」が集まっていました。

想いは様々ですが、皆自分自身のテーマを持って、真剣に昼の作業も、夜の講義も向き合っていました。

8,9月に行われている「ネイチャーダイブ」とは少し内容が異なる。

僕は今回のインターンについて少しばかり手伝わせてもらうことになり、1週間ほぼ毎日学生と顔を合わせていました。

この1週間、学生がこれまでと異なる考え方や環境に出会った驚きの顔を沢山見ることになりました。

「農家さんの仕事に対する想いが素敵だった」
「農作業という仕事をしてみて、食のありがたみが分かった」
「農業のイメージが180度変わった」
「広大な土地に驚いた」
「同世代の人と接して刺激になった」
「沢山の社会人の方と話をして、貴重な機会がもらえた」
「社会人も学生もみんな前向きな方ばかりで、自分も頑張ろうと思えた」

ほとんどの参加者がなにか気づきや学び、楽しさを持ち帰ってくれたんじゃないかなと、感じ取ることができました。

学生の声
・参加した学生が「インターンで得られたこと」を紹介してくれています。
・こちらも今回参加した学生のインタビュー記事
・以前のインターン参加者のインタビュー記事

貴重な経験ができる環境

では、なぜそのような充実した時間が過ごせたのだろうかと。
 
そこには「十勝、帯広だから」という理由があるのではないかと今、感じています。
 
・日本の中でも随一の農業王国という環境であること
・誇りをもって一生懸命に仕事と向き合う人たちばかり
 
畑ばかりが広がる町ではあるものの。
日本の中で、そして北海道の中でも「十勝ならでは」の他とは異なる随一の環境があるからではないかと僕は考えています。
ちっぽけでなにもない町だと、地元の多くの人は感じているかもしれません。
 
でも、人の視野を広げさせてくれる大きなパワーがこの帯広という場所には存在しているんだろうなということを強く感じました。
 
だからこそ、このインターンは十勝が農業王国である限り、続いてほしいです。
 
そして、少しでも多くの人にこのインターンとそれを支える立役者の存在を知ってほしいと思います。

2.18年もの歴史、事業廃止となる危機も

このインターンは18年前から始まっています。僕も学生時代就職活動前に「行ってみたい」と思った記憶があります。日程が合わず、行くことは叶いませんでしたが。

実は5年程前に、このインターン事業をやめようという話になったそうです。この事業を行っていたワタミの経営が難しくなったために。

そこに、待ったをかけたのが、現在、事業を行っている山内一成さんでした。

初日に1週間の流れを説明する山内さん
山内さんはこのインターンの発足当初、学生として参加し、自分がこの事業を支えていきたいということで、運営している会社に就職し、このインターンに携わってきたそうです。
 
そして、この事業が廃止になりかけた時に、山内さん自身が「やる!」と決断。現在の組織を立ち上げ、2016年に帯広に移住をし、事業を行うことになりました。
 
現在でも運営の収支はギリギリだそう。資金作りに奔走されていますが、ぜひ今後もインターン事業が続くように願っています。
 
山内さんが自身のことや事業のことについて喋っているイベントが最近ありました。ノーカットで映像がありますので、ぜひ見てみてください。
別サイトですが、山内さんのインタビュー記事もあります

3.1週間の様子を写真と共に

最後に写真とともに一週間を簡単に振り返りたいと思います。
初日、緊張感とともにオリエンテーションが始まりました。
初日の夜は農家さんとの食事会。この日はジンギスカンでした。そしてインターン先の発表もここで行われ、明日から始まる農作業に備えます。
そして、2日目から毎朝7時頃から各農家さんへ。農家さんが迎えに来てくれます。
11月初旬は、「長芋」の収穫の終盤を迎える頃。収穫に一手間かかる長芋の作業をインターン生は一生懸命こなしていました。
こちらはじゃがいも。インターン先で唯一、この時期までじゃがいもの収穫を行っていたそうです。
17時頃になると帰宅し宿舎へ。当番のインターン生は食事の準備や洗濯に取り掛かります。さすがの学生。体を使う農作業をしてもみんなケロっとしています。
 
食事3食は自分たちで調理。3班に分かれて3日に1度食事準備の役割が回ってきます。

そして、食事準備が終了した19時頃。本日の講師をしてくれる企業の方と一緒にご飯をいただきます。
晩ごはん終了後は、ディスカッション
終わってからも個別での質問が続きました。
 
最終日は3社の企業訪問を行いました。
 
学生にとっても、企業側にとってもとても貴重な時間を過ごせたんではないかと端から見ていて感じました。そしてなにより、僕個人にとってとても素晴らしい時間を過ごすことができました。
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このインターン、次回は2019年3月に開催予定だそうですので、学生はインターン参加の検討を!

 

 

インターン詳細
【日程】2019/3/8(金)~3/16(土)
【場所】北海道帯広市内
【募集人数】15名程度 (最少催行人数:6名) 
【対象者】18歳~35歳位で農作業が出来る健康な方
★男女不問です。また農作業をしたことがなくても大丈夫です!
(過去参加者の90%以上が農業未経験です)
【参加費用】 プログラム参加費は無料です
詳細はこちら https://nougyou-intern.com/news/detail/id=105
十勝の社会人の方はぜひ、山内さんの力になってください。ちなみにインターンは社会人の方も参加可能です。農業に触れてみたいという方、この機会にぜひどうぞ!

次回は、「なぜ携わったのか」「携わってみてどうだったか」ということを書きたいと思います

shigenoza.com


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