【牧場】乳牛の種類の違い

今日は、牧場でよく見る乳牛の種類の違いについて、紹介したいと思います。
 

(これは生まれたばかりの子牛の写真です)
よく見る牛ですね。世界中で最も多く飼われている牛です。身体が大きく、乳を沢山出します。
しかも、肉質もいいので、オスや乳が出なくなったメスは肉用として出荷されることも多く、経済的にとてもいい牛なんです。だから、よく飼われているんですね。 

主な特徴

正式にはホルスタイン・フリーシアン種と言います。原産地はオランダからドイツのホルスタイン地方。毛色は黒と白の斑紋(はんもん)です。ミルクの産乳能力がきわめて高い。だから一番多く買われているんですね。性格は、温順・優しい。結構人懐っこいですしね、寒さに強い。暑さに弱い。身体が大きく、傾斜地に不向き発育がよく、肉質も比較的良いため、肉としても利用されるミルクの脂肪率は約3.5%程度です。



 

 

ジャージ種

 
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(これは仔牛のときの写真)よく、ジャージソフトクリームなんていうのを聞きませんか?
ジャージとは、牛の種類のことなんですね。コクがあるミルクを出すので、クリーム用に使われることが多いんです。牧場でもたまーにみます。社長の趣味で1匹だけ飼っているなんてこともよく聞きます。 

【主な特徴】

原産はイギリス海峡ジャージー島。淡い褐色でやや小型。性格は活発・やや神経質です。
体が小さく、ホルスタインに比べて乳量が少ない。寒さに弱く。暑さに強い。
ミルクの脂肪率が5.25%と高い。脂肪球も大きいのでクリームが分離しやすく、バターやクリーム用に使われることも多いです。ミルクとしてもコクがあって人気があります。

ホルスタインなのに茶色??

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最近はホルスタインの中に、黒の斑紋が茶色の牛がいます。

レッドとよく言われている牛でショートホーン種という牛を交配した影響が残り、赤白斑も稀に現れるそうです。通常のホルスタイン種とほとんど能力的には変わらないようです。 

ブラウン・スイス種

日本にはほとんどいないそうです。

【主な特徴】

スイス原産の三用途兼用(乳・肉・使役用)の牛でした。それをアメリカで乳専用種に改良された品種です。黒褐色からシルバーがかったブラウンの体。大型。性格はおとなしいほうです。脂肪率約4%。

ガーンジー種、エアーシャー種、ショートホーン種というものも
あるそうですが、ほとんど聞いたことがないので、割愛します。

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