こんにちは。今日は、酪農牧場の牛舎、飼養(飼い方)の仕方の違いについて書いていきます。
酪農は牛を放し飼いにしている放牧が普通だと、思っている人が多いと思います。自分もそう思ってました。でも放牧をしている牧場は全国でも2%程度のだけなんです。あの北海道でも10%程度です。ほとんどの牧場の牛が牛舎の中で管理されているんですね。ちなみに放牧していても北海道では冬は放牧できないので、1年の半分は牛舎の中です。
そして、牛舎で飼うと言っても大きく分けて2種類に分けることができます。今日はその牛舎の違いを紹介していきたいと思います。
フリーストール牛舎
規模が大きい牧場が採用している牛舎で、牛舎の中を牛が自由に歩き回れる飼い方です。だから「フリー」なんです。覚えやすいですね。こういう牛舎です。
メリット
・牛が自由に動けるのでストレスがかかりにくい
 ・同じ面積でより多くの牛を飼うことができる
デメリット
・管理が難しい。牛がどこにいるかわからないので発見が遅れる。
 ・多額の投資が必要
 ・コンクリートの上を歩くことになり、蹄や足の病気などになりやすい。
 ・削蹄が必要
 
  
繋ぎ飼い牛舎
小規模な牧場の多くが採用している牛舎です。牛を繋いでずっと同じ場所で管理をしている飼い方です。
こういう牛舎です。
メリット
・一頭一頭繋がっているので、管理がしやすい
 →エサの管理、病気対応など一頭一頭を把握しやすい
デメリット
・面積あたりの飼養頭数が少ない
 ・牛にストレスがかかる
 ・ミルカーを移動させての搾乳で負担が大きい。腰を痛める人が多いとか。
  ・削蹄が必要 
放牧スタイル
放牧は、基本は牛舎で飼いつつ、時間帯を決めて、牧草地に放し飼いにする形です。
 昼夜問わず放牧しているところもあれば昼間だけというところあります。放牧場所や時間の違いを比較してみると色々発見があるかもしれません。
 ちなみに、これは、海沿いの放牧牧場の写真です。
メリット
・ストレスが最小限
 ・牛舎の投資を押さえることも可能
 ・牧場が中心となりエサ代を押さえることができる
 ・削蹄の必要がない
デメリット
・夏場は牧草しか食べないことが多いので、乳量が減る、乳質も良くない場合がある
 ・牧草の管理が大変
いかがでしたでしょうか?
 牧場で働いてみたい!体験をしたいという人はこの飼い方の違いを参考に、牧場を探してみるといいと思います!
 酪農牧場の仕事を探すなら、こんなサイトがありますので、ぜひ参考にしてみてください。北海道の牧場のことであれば、個別に相談も乗ってもらえます。
 第一次産業ネット 
 
 check 他にもこんな記事を書いています













 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		













コメントを残す